2008年10月25日

青い鳥症候群

4091347118青い鳥症候群(シンドローム) (1)
河野 やす子
小学館 1999-10

by G-Tools
これ、相当前に買った本なんですけど、久しぶりに読んで再び再燃しました(笑) 新書版は全4巻なんですが、なぜか2巻だけ持ってなかったんです。 で・・・再燃したので2巻も読みたいなーと思ってネットで購入しました(笑) 思っていたよりも濃い内容だったので満足です。買ってよかった。

【↓ 注意:以下、ネタバレ含みます ↓】

このお話の見どころは、まずは主人公杏奈が行う【詐欺】のスリル。
なんともいえません。
【詐欺】自体はいけないことなんだけれど、杏奈の行う詐欺は騙す相手にも非があったりして、一方的に【悪】とかたづけられないところがあり、思わず応援してしまいたくなるのです(苦笑)
それに、杏奈が詐欺を行う理由の根底にあるのは【愛する人(=慎吾)の入院費を稼ぐ】ということなので。

心のくすぐりどころ(笑)といえばやはり、杏奈と記憶喪失である慎吾とのやりとりでしょうね。
記憶喪失の原因が、杏奈と大いに関係するだけに、後半はかなりハラハラします。
慎吾が少しずつ記憶を取り戻す過程が一番好きかな。
特に、杏奈が慎吾の入院費をどうやって稼いでいたのかということを聞かされたときに慎吾が衝撃を受ける場面がなんともいえないです。

で、以前はそれほど気に入ってはいなかったんですが、読み直して「いいな」と思ったのは、杏奈と杏奈の父親とのやりとり。
お互いに秘密を持ちながら、欺きながらのやりとりですが、端端には本音も見えたり。

終わり方も爽快です。
ハッピーエンドといえるでしょうね。
なかなか奥が深いお話です。